治療と安全性
医師が患者さんからよく聞かれる質問
質問
心臓病など、循環器の病気を持つ人は、運動や性行為を制限されたりすることがあると思うのですが?
答え
極端に心臓の状態が悪い場合は、そのようなこともありますが、例えば心筋梗塞を起こした後の患者さんでも、心臓リハビリという観点から適度な運動をした方が良いというのが最近の考え方です。性行為についても精神的な興奮の程度にもよりますが、心臓に与える影響は軽い運動とほぼ同じと考えられ、早歩きをするくらいの負荷とされています。いずれにしましても医師の適切な指導を受けることが大切です。
質問
心臓など、循環器の病気を持つ人が性行為をする時に、飲み薬や他のED治療を受けて行なう場合はいかがでしょうか?
答え
EDの治療を受けての性行為についてもまったく変わりありません。正しい治療法に従えば、危険性を増すようなことはないと考えてよいでしょう。
心臓や血管の病気の治療を受けている人でも、たいていの場合、EDの治療もいっしょに受診できるということを御存じない方が、よくいらっしゃいます。
質問
夫婦間でも、この問題についてなかなか話ができません。妻は、飲み薬や他の治療を受けての性行為を「愛情の伴わない不自然なもの」として賛成しないのではないかと不安です。
答え
ご夫婦の間で十分に理解しあえているということがED治療の大前提です。治療法のところでお話した薬剤も、単に服用しただけでは効果はなく、性的な刺激があった時、その興奮が神経系を通して陰茎海綿体に伝わりはじめて勃起します。お二人の愛情が、勃起作用の引き金であって決して機械的に勃起するのではありません。
それぞれの治療法の正しい使用法と働きを、お二人が理解しておくこともED治療を考える上で大切なことです。お二人で相談されて決められることをお勧めいたします。
<資料協力>
The Canadian Male Sexual Health Council
Heart and Stroke Foundation of Canada
Canada Cardiovascular Society
Pfizer US Pharmaceuticals
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